2013年07月10日

お釈迦さまものがたり[29]《追求》

紫陽花
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小雨梅雨小雨が明けましたねるんるん


明けた途端、高温注意報・・・


極端な天気が続きますね・・・ふらふらたらーっ(汗)


だいぶ期間が空いてしまいましたが・・・あせあせ(飛び散る汗)


お釈迦さまものがたり続きです。




「悟るための別な修行法の存在」を確信されていくゴータマ・シッタルダ(お釈迦様)。


形の上ではアララ・カラマー仙人たちと同じ


禅定三昧にふける生活


をしていましたが、


ゴータマ・シッタルダ(お釈迦様)は、この頃あたりから・・・


修行の中味について彼等とは明らかに違っていくのです。


それは、まだまだはっきりとした考えや方法は見出せてなくとも、


自分自身心の内から湧き上がる様々な疑問に対しては、


その一つ一つを克明に、

自分なりに解答を引き出し、

それらを体系的に積み上げていこうとするやり方
でありました。


ただ・・・


協力する相手もなく、

こうした疑問解答の方式が

悟りという目的地まで到達できるのだろうか




先々への不安はありました。



歳月はどんどんと進んでいきます。


けれども、


暗闇の山中と同様、どんなに禅定三昧にふけっても・・・


ゴータマの心の中には一筋の光明すら
見出せません。



彼のヴァックーバー仙人やアララ・カラマー仙人の理非を究めたとはいえど、


かといってそれに換わる修行法は見出せずにいます。



真(神)理に向けての疑問そして解答・・・


新たなる疑問そして解答・・・


また次の疑問そして解答・・・・・




連綿と続くこれら追求は、


四六時中、無制限に続くものとはかぎりません。


追い求めれば追い求めるほど、問題の核心から遠のいていく・・・


・・・そんな感じでならなかった。



ある事に一点集中して、


あれこれ角度を変えて解答を求めようとすると、


頭のシンが痛くなり、眼は充血してくる。 


ものごとを考えることによって招来させる肉体の疲労度は、

労働のそれよりも数倍のエネルギーが消耗する。


もつれた糸が一つ一つ解きほぐれていけば、

労の何割かは補い得るが、

カピラ出城以来、これといった手掛かりすら・・・


つかんではいなかったのです。


このため緊張が絶えず心の中を占め、

焦り
もありました。


ゴータマの鍛えた肉体は次第に衰えをみせ、

まだ修行数ヶ月というのに頬はこけ、

見えなかった肋骨が皮膚の間を

食い込むように陰影をつくっていた。

 

ゴータマはときおり、


大の字になって夜空をながめました。


そして緊張をほぐすために大きく吐息します。



雲ひとつない夜空はたしかに美しかった。


砂金を散りばめたような天の川・星々の群は、


ゴータマの心とは何のかかわりもないように、


明るく、素直にまばたいている。


ぴかぴか(新しい)大きく、小さく、キラキラぴかぴか(新しい)と、


まるで生きているかようにゴータマを見下ろしていました。


ジッとその天空を見つめていると、


それら明滅する星々が、


静かに近寄り、そっと語りかけてくるようでありました。


星々は何もいわぬが、


そのぴかぴか(新しい)キラキラと明滅する光ぴかぴか(新しい)は、


無限の包容力を持って迫ってくるのでありました。


ゴータマは静かにまぶたを閉じます。


すると明滅する光は、


一つの大きな光体となって、


それがまるでぴかぴか(新しい)光の布団ぴかぴか(新しい)のように、


彼の身や心を暖かく包んでくれるのではありませんか。


ゴータマの意識光のドームの中を

物凄いスピード天空へ天空へと飛んでいくのです。



光源を求めて、

どこまでもどこまでも飛び続けているのです。



悩み苦しむ一個の自分は、もうそこにはありませんでした。


まさにゴータマ・シッタルダの意識は、


天地を支配している慈悲の光明の中に、


スッポリと溶け込んでいるではありませんかexclamation


そして、ハッと我にかえると・・・


今の今まで

暖かく包んでいた大宇宙にある慈悲の光明

はあとかたもなく、

やせ衰えた一個の肉体と自分がそこにあるだけでした。



「あの一つ一つの星にも生命が宿っているのだ・・・・・」



ゴータマは心・感慨になり

こう自らに訴えかけるのです。



つづく・・・


posted by どうざん at 12:28| Comment(0) | TrackBack(0) | お釈迦様ものがたり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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